2010年2月16日火曜日

2010年2月16日号

今週の話題。

予告通りオリジナル動画ネタ。
7Dで撮影した素材を元にFinal Cut Proの編集コーデック、Apple ProResに変換する場合の色情報変化について、プチ検証。

場所は銀座歩行者天国。日時は1月17日の15時から16時。撮影時の設定は1920×1080,24fps。露出は基本値でF10,1/50,ISO100。WBは固定し忘れてオートになっているため、色温度は厳密ではない…。検証条件としてはルーズ過ぎるが、あくまで参考までに。YouTubeでやる事自体が無謀な実験なので、ご容赦あれ。
動画は、撮影時にピクチャースタイルを〈ニュートラル〉ベースにシャープネス=0、コントラスト=-3、色の濃さ+2、色合い=0。に設定した以外、色調整はしていない。

工程は、まずFinal Cut Proで読み込み(ガンマはソース)、インアウト切ってCompressorに送信。できたデータを縦半分割ワイプ。どちらがどちらかはテロップで示してある通り。ワイプ切り、テロップ合成はFinal Cut Proで行った。シーケンス設定はProRes422に合わせている。最終出力は1080p/8MbpsのH.264。



ProRes422HQとProRes4444では色空間がYUVかRGBかという違いがある。ここで見る限りでは見た目はほぼ変わらない気が…する。厳密に両者の違いはあるのだろうが。QuickTime Proでの書き出し、MPEG Stream ClipやAfterEffectsなどでの変換と、恐らく使うツールによって結果は変わってくる筈だ。その検証もするべきだが、ちょっと時間がない。
オリジナルQTファイルとの比較をしてみる。シーケンス設定はH.264に合わせている。





オリジナルと明るさが違うことが分かると思う。ガンマ設定のせいだろうか?この違いについてはちょっと追い込めなかった。ガンマの取り扱いについてあまりよくわかっていないまま検証しているので、詳しい方がいたらご教授願いたい。

などと検証をしていたら、先週、キヤノンから新たなツールが発表された。Final Cut Proにおける〈切り出しと転送〉用のプラグイン。

EOS MOVIE Plugin-E1 For Final Cut Pro

オリジナルデータをCFリーダーから直接FCPからハンドリングできる。これで上記の工程の前にあるオリジナルQTの全コピーという作業はいらなくなるわけだが、ProResのデータは重いので、オリジナルのH.264の方がバックアップには適しているとは思う。編集工程が削減できるし、メタデータの追加も使い勝手が良い。これも検証してみなければならないな…。
Blackmagic Design Intensity Proで7DのHDMI出力からキャプチャしたものとオリジナルQTデータの比較検証もしてみたいし、やることは山積みだなぁ。

2010年2月6日土曜日

2010年2月6日号

例によってかなり放置気味のブログだが。
来週の予告。今週は例によって多忙なので更新してる暇が無い。この記事もほぼ先週書いた。

久々にオリジナル動画ネタを投下。
1月中旬、銀座のライオンに飲みに行くついでに銀座の歩行者天国を撮ってきた。このEOS 7Dで撮影した素材を元に、編集用コーデック、Apple ProResに変換する場合の色情報の変化についてプチ検証をしている…途中である。



上の動画は、オリジナルQTをFinal Cut Proで読み込み、インアウト切ってCompressorでProRes422変換。できたデータを再度Final Cut Proで読み込んで色調整してテロップ入れ。出力は1080p/8MbpsのH.264のMOV。

撮影時の設定は1920×1080,24fps。
露出は基本値で1/50秒,F10,ISO100。
WBは固定し忘れてオートになっているため、色温度は厳密には…。検証条件としてはルーズ過ぎるかもしれないが、あくまで参考まで。そもそもYouTubeでやる事自体が無謀な実験なので、ご容赦あれ。撮影時にピクチャースタイル〈ニュートラル〉をベースにシャープネス=0、コントラスト=-3、色の濃さ+2、色合い=0。に設定した(この設定もノーマルでやるべきだろうが…)。

以上、予告。来週、出来れば検証UPする予定。